5月の試飲会
Die Weinpraesentationen in Mai 2003
1. コブレンツ大試飲会 Wein im Schloss in Koblenz
2.エルプリング試飲会 Elblingprobetag in Nittel
3.フェアアイニグテ・ホスピティエン醸造所 新酒試飲会
  Tag der oeffnen Tuer in Vereinigte Hospitien in Trier
4.VDPファルツ 新酒試飲会 Weinpraesentation VDP Pfalz in Bad Duerkheim
5.モーゼル大試飲会 Grosse Weinpraesentation in Trier


ドイツの五月は、シュパーゲルの月であると同時に、試飲会の月と言っても過言ではないかも
しれません。毎週末のように醸造所団体が開催する大規模なものから、小さなワイン農家の試
飲会まで目白押しでした。そのなかからいくつかの試飲会をご報告します




1. コブレンツ大試飲会
May 4, 2003 "Wein im Schloss" in Koblenz



今年もまた、ライン川とモーゼル川が合流する町コブレンツにある、かつての選帝侯の館で、
地元商工会議所が主催する大規模な試飲会『ヴァイン・イム・シュロス』が開催された。毎年5
月第一日曜日に行われるこのイベントでは、コブレンツを中心に広がるワイン産地−アール、
ミッテルライン、モーゼル下流、そしてナーエの醸造所が一同に会する。

今年は56醸造所から316種類のワインが試飲に供され、上記の地区以外からも、ゴー・ミヨの
ドイツワインガイドで注目の醸造所に選ばれた所のワイン、さらにスイスから7つの醸造所がゲ
スト参加した。

出品されたワインおよびゼクト316種のうち、64%が2002年産、32%が2001年産で、若いワイン
が96%。白ワイン218種、赤ワインが50種だが、辛口・中辛口が73%を占める(trocken 60%, 
halbtrocken 13%)。一方でプレディカート別にはQbAが128、Kabinettが22、Spaetleseが67に
Ausleseが41、Eiswein7、Beerenauslese2にTBA1種となっていた。

しかし316種類すべてを試飲するのは、すくなくとも僕の様な素人には到底無理だ。
以前好印象を持った醸造所、あるいは話題になっている所などをピックアップして、時間と体力
の許す限り試飲してまわった。しかし、試飲を重ねるうちに舌の感覚が鈍くなってくるのは、どう
しようもない。酔いがまわっても試飲の意味がなくなるので、口に含んでは吐き出し、パンを齧
って少し感覚を回復して、人ごみを掻き分けてスタンドの前に行き、ワインを注いでもらっては
口に含み、そして吐き出し。

時々、なんでここまでして試飲することがあ
るのだろう、と思うことがある。一本のワイ
ンを静かに、こころゆくまで楽しむ、それだ
けで十分ではないか、とも思う。

それなのに、試飲会があると、わくわくした
気分が抑えきれなくなる。当日、会場が近
付くにつれて足取りが早まり、チケットを買
ってグラスを受け取り、ワインの香りと喧騒
が満ちた空間の中にわが身をおいたとき、
どこから手をつけてよいものか途方にくれ
るながら、それでもようやくそこを訪れるこ
とが出来たことに対する安堵と、興奮が入
り混じった、一種独特の感慨。
(上写真は昨年2002年度の様子)

手元のワインリストを一通り眺めて、ひとつ深呼吸。そしてワインの海に飛び込むのだ。
美味しいワイン、目の覚めるような素晴らしいワイン、そして造り手との出会いを期待しつつ。



1.2001年産 ベスト・辛口ブルグンダー系白ワイン
   Die besten deutschen trockenen weissen Burgunder 2001

2003年版ゴー・ミヨドイツワインガイドで選ばれた、辛口白のブルグンダー系ワインをあつめ
た、特別試飲コーナー。9種類いずれも繊細ながら香りとニュアンスに満ちたワインばかりで、
とても楽しめる。辛口ドイツワインの可能性を再認識した。

Weingut Bergdolt (Pfalz) http://www.weingut-bergdolt.de
2001 Kirrweiler Mandelberg Weisser
Burugnder "Grosses Gewaechs"
86 ふわりと広がる香り、複雑で軽やか、アフタも綺麗に長く続く。
2001 Weisser Burgunder Auslese 84-
86
しなやかで個性的。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆☆ 個人的印象:☆☆☆

Weingut Keller (Rheinhessen) http://www.weingut-keller.de
2001 Weisser Burgunder "R" 84 たっぷりして中身がつまっていながら、端麗。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆

Weingut Oekonomierat Rebholz (Pfalz) http://www.oekonomierat-rebholz.de
2001 Siebeldinger im Sonnenschein
Weisser Burgunder Spaetlese "
Grosses Gewaechs"
86 ミネラルがクリアなフルーツに溶け込んでいて、立体的に感じられる。
2001 Πno (Pi no) Spaetlese 87
ブルグンダー系のブレンド。バリック由来と思われるヴァニラとアーモンドが、高めのアルコール感の中に繊細に溶け込んでいて、まるで気品にみちたカリフォルニアのシャルドネ。フルーツ感も綺麗で、非常に印象的。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆☆

Weingut Dr. Wehrheim (Pfalz) http://www.weingut-wehrheim.de
2001 Birkweiler Mandelberg Weisser
Burgunder "Grosses Gewaechs"
85 綺麗なアロマ、柔らかいミネラルの刺激、調和のとれた味。
2001 Chardonnay Spaetlese 84
ドイツらしく酸味がピンと通った、しかしアルコール感の高い辛口。
2001 Grauer Burgunder Spaetlese 84-85 しなやかなフルーツ感で、バランスよし。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆

Weingut Wittmann (Rheinhessen) http://www.wittmannweingut.com
2001 Chardonnay "S" 85 レモンクリームみたい。ホイップクリームにグレープフルーツのヒント。クリーミー。面白い。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆



2.デア・ヴィンツァー・デス・ヤーレス 2003(最優秀醸造所)
  Der Winzer des Jahres 2003

ゴー・ミヨのドイツワインガイド2003年版で、最優秀醸造所に選ばれた所。

Weingut Rudolf Fuerst (Franken) http://www.weingut-rudolf-fuerst.de
伝統的なボックスボイテルとブルゴーニュ型のボトルの両方をリリースしているが、ブルゴーニュ型に入っているほうはバリックの印象が非常に強い。逆にボックスボイテルのほうはワインも軽やかな辛口、フランケンとして安心して飲める。味筋は違っても、どちらも水準は高い。
2002 Riesling "Centgrafenberg"
Kabinett trocken (Bocksbeutel)
83 生き生きとして繊細な酸味、ミネラルもしっかり。
2001 Buntsandsteinterrassen "Alter
Satz" von Riesling & Silvaner
(Bocksbeutel)
83
口当たりのよい、スイスイ飲める、快適な甘さのあるフルーツ感。
2001 Weisser Burgunder
"Centgrafenberg"
84 バリックが強く、ナッツ、アルコール感が強い。
2000 Fruehburgunder "Centgrafenberg" 83 ヴァニラのヒント、ボディはすこし軽め、バランスのよいフルーツ感。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆




3.デア・アウフシュタイガー・デス・ヤーレス2003 (注目の醸造所)
  Der Aufsteiger des Jahres 2003

ゴー・ミヨのドイツワインガイド2003年版で、特に実力を伸ばした醸造所に選ばれた所。

Weingut Dr. Wehrheim (Pfalz)
畑の土壌のタイプを明記しており、それぞれ特徴が良く出ていて面白い。
2002 Buntsandstein Riesling Sp舩lese
trocken
84
アロマティックで、なぜかムスカートぽい香りが混じる。ボリューム感があり、ミネラルがアフタに残る。
2002 Muschelkalk Weisser Burgunder
Spaetlese troken
83
やや金属的な印象のミネラルの味。
2002 Buntsandstein Weisser Burgunder Spaetlese trocken 82 調和がとれているが、ややあっさりしている。
2001 Keuper Muskateller Spaetlese trocken 84 充実したワイン。品種の特徴がよく出ている。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆




4.ディー・エントデックング・デス・ヤーレス2003 (今年の新発見醸造所)
  Die Entdeckung des Jahres 2003

ゴー・ミヨのドイツワインガイド2003年版で、一躍桧舞台の躍り出た醸造所。

Weingut Vollenweider (Mosel-Saar-Ruwer)
スイス出身の若者が3年前に始めた小さな醸造所(1.3ha)。生産のほとんどは輸出されている。平均収穫量36hl/haとかなり絞り、急斜面に100%リースリング。しかし残念ながら今回試飲できたワインには、期待していたほどの魅力は感じられなかった。機会があれば、改めて試飲してみたい。
2002 Wolfer Goldgrube Riesling Kabinett
84
コンパクトにまとまって中身の詰まった、酸味の綺麗なワイン。
2002 Wolfer Goldgrube Riesling
Spaetlese
83
まずまず魅力的なフルーツ感。
2002 Wolfer Goldgrube Riesling
Spaetlese "Portz"
84 残糖感がすこしきつく感じられる。凝縮感ともすこし違う、ミネラルと糖分ががっちりひとつになった様な甘み。
2001 Wolfer Goldgrube Riesling
Spaetlese
83 フルーツと酸味が上手にまとまっている。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆ 個人的印象:☆☆




5.そのほか印象に残った醸造所とワイン


(a) モーゼル下流 Terassenmosel

Weingut Heymann-Loewenstein (MSR) http://www.heymann-loewenstein.com
いまモーゼル下流で一番波に乗っている醸造所かもしれない。価格設定がやや高めなのが難だが、ワインの完成度は高いと思う。
2001 Schiferterrassen
83
がっちりとしたフルーツとミネラル感。
2001 von blauem Schiefer
85
完熟したフルーツ、しっかりしたボディ。
2001 Kirchberg 85 しっかりと充実したボディ、鉄をなめているようなミネラル。
2001 Stolzenberg 86 中身が詰まっていて複雑、飲み応えたっぷり。
2001 Roettgen 88
オレンジと白い花にミネラルのヒント。Roettgenの個性がとてもよく出た辛口。
2001 Uhlen "B" 86 しなやかなフルーツ、白い花の香り。上品で、Uhlenらしさがよく出ている。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆  個人的印象:☆☆☆☆


Weingut Reinhard und Beate Knebel (MSR)
2002年産は2001年産に増して充実している。いずれもたっぷりしたフルーツ感にややごついミネラルで、飲み応えあり。
2002 Gutsriesling trocken
84
一番シンプルなワインのはずだが、すでに凝縮感が
あり、楽しめる。
2002 Winninger Uhlen Riesling QbA
trocken
84
少し苦味があるが、ミネラルのしっかりした良いワイ
ン。
2002 Winninger Uhlen Riesling
Spaetlese trocken
85
これも少し苦味がある。しかし口当たりよくたっぷりと
したフルーツ感の、シーファーのミネラル風味が良く出
たワイン。
2002 Winninger Hamm Riesling
Kabinett halbtrocken
85 グレープフルーツのヒント、甘みと酸味のバランスが
素晴らしい。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆☆


Weingut Richard Richter (MSR) http://www.weingut-richter.net
上の二つの醸造所と同じヴィニンゲン村で、彼らに追いつこうとがんばっている醸造所。まだあと1歩及ばない感があるが、今後が期待される。
2001 Chardonnay Barrique
82
モーゼルらしく酸味が前に出ており、シャルドネらしくない。
2002 Riesling Felsenterrassen
83
フルーツ感とミネラルのたっぷりした辛口。
2001 Winninger Uhlen Riesling
Spaetlese trocken
83
白い花のUhlenらしいアロマ。しかしやや軽いのが残念。
2002 Winninger Roettgen Riesling Auslese 86 オレンジのアロマ、濃密でしっかりめの充実したアウスレーゼ。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆  アイヒェルマン:☆☆  個人的印象:☆☆


Weingut Leo Fuchs (MSR) http://www.leo-fuchs.de
4種類試飲したが、一種類とてもよい辛口があった。
2002 Pommerner Sonnenuhr Riesling
Hochgewaechs trocken
86
酸が非常にしっかりとして、凝縮感のあるホッホゲヴェクス。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆  アイヒェルマン:☆☆  個人的印象:☆☆



(b) ナーエ Nahe

VDPナーエは各醸造所1種類甘口アウスレーゼのみ出品しており、僕が赴いたときにはすでに
品切れだった。リースリングの場合フルーツにナーエ独特のクセが感じられる。好みの分かれ
るところかもしれない。

Weingut Goettelmann (Nahe)
辛口は係りの女性がほんの少量しか注いでくれなかったので、参考程度のメモ。甘口アウスレーゼは素晴らしい。会場で出会ったドイツ人は、同醸造所が経営している居酒屋と、ワインのコストパフォーマンスの高さを絶賛していた。写真はオーナーのブレッシング氏。
2002 Muensterer Kapellenberg
Riesling Kabinett trocken
84
生き生きとして、アフタが
長く快適。
2002 Muensterer Grauer Burgunder
Spaetlese trocken
83
少しミネラルが強く、
しっかりした味。
2002 Muensterer Dautenpflaenzer
Riesling Spaetlese trocken
83
ナーエらしいフルーツ感。
2002 Muensterer Rheinberg
Riesling Spaetlese
84 青リンゴのフルーツ感。
2001 Muensterer Dautenpflaenzer
Riesling Spaetlese
85 余韻の残るエッセンス的甘み。
2002 Muensterer Dautenpflaenzer
Riesling Spaetlese
84 生き生きとした酸味。
2002 Muensterer Rheinberg
Riesling Auslese
88 口いっぱいにほおばった完熟フルーツ。素直に美味しい。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆  個人的印象:☆☆☆


Weingut Korrell - Johanneshof (Nahe) http://www.weingut-korrell.de
3種類試飲したが、一種類とてもよい辛口があった。
2001 Johannes K. Weisser Burgunder
trocken
86
しっかり、くっきり、立体感のある、余韻の長い辛口。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆  個人的印象:☆☆




(c) ミッテルライン Mittelrhein

Weingut Toni Jost (Mittelrhein)
信頼できるワインの造り手。安心して飲める。写真はペーター・ヨースト氏と娘さん(多分)。
2002 Bacharacher Hahn Riesling
Spaetlese trocken
83
バランスよし。
2002 Bacharacher Hahn Riesling
Spaetlese
85 オレンジのフルーツ感たっ
ぷりで、酸味も充実。魅力
的。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆  個人的印象:☆☆☆




(d) アール Ahr

この地区もVDPは合同出展で、僕が訪れたときには完売していた。そのほか、赤ワインにして
はやや甘すぎると感じるものが多かった。

Weingut Jean Stodden (Ahr) http://www.stodden.de
良い意味でドイツらしくない、凝縮感と説得力のあるシュペートブルグンダー。
2002 Recher Herrenberg
Spaetburgunder QbA trocken
83
ややしっかりめ。
2001 Cuvee Jeanne JS QbA trocken 83 タニックで、すこし土くさい。
2001 Spaetburgunder JS QbA trocken 85 このあたりから凝縮感が前に出てくる。素直な赤いフルーツ。
2001 Recher Herrenberg Spaetburgunder JS QbA trocken 86 しっかりめのタンニンと凝縮したフルーツがうまくバランスして、飲み応えあり。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆   アイヒェルマン:☆☆☆  個人的印象:☆☆☆☆


Winzergenossenschaft Mayschoss-Altenahr (Ahr)
http://www.winzergenossenschaft-mayschoss.de
2001 Edition Ponsart Nr.12 Ahr-
Spaetburgunder QbA trocken
84
やや軽めだが、素直な赤いフル
ーツに好感。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆  アイヒェルマン:記載なし  個人的印象:☆☆




結局試飲出来たのは86種類に留まった。辛口を一巡してから甘口という順番を辿ったので、
人気のある甘口は今回ほとんど試飲していない。

今回の印象として、2002年は満足のいく年だったという話を造り手さんからよく聞くが、飲み手
にとってもまた、とても楽しめる年ではないかと思う。年を追うごとに辛口ワインは向上を続けて
いるし、辛口ワインに土壌が与える味への関心が高まっているようだ。それはVDPが主導する
Grosses Gewaechsや、モーゼル下流の複数の造り手が手がける『Schieferterrassen』という一
種のブランドネーム、その他の個々の醸造所で畑名だけでなく土壌の名称を明記するといっ
た、ワイン造りのポリシーとマーケティングにみてとれる。

甘いだけがドイツワインではない。
他のどの国にも真似の出来ない、しかも決してひけをとらない辛口ドイツワインが、今後益々
増えてくることだろう。




2.エルプリング試飲会 in ニッテル村
  18. Elblingprobetag (Buergerhaus Nittel, 3. Mai 2003)


オーバーモーゼルの22醸造所が、ニッテル村の公民館に集まって開催されました。
出品されたのはエルプリングとブルグンダー系の辛口ワインとゼクト100種類以上。
土壌がシーファーよりも石灰質が多勢を占めるこの一帯独特の品種構成です。いずれも品質
的には上々で、コストパフォーマンスもよく、一本あたり3Euroから6Euroまでのものが大半。食
事にあわせて気軽に楽しむには十分です。しかし正直なところ、ワイン単独で楽しむにはやや
平凡なものが多いのですが、醸造所によって若干フルーツ感、凝縮感がしっかりしている所も
ありました。そんな醸造所を以下に挙げます。

Weingut Hermann Schneider (Wincheringen)
Weingut Giwer-Greif (Wasserliesch)
Weingut Guenter Wietor (Nittel)
Weingut Matthias Hild (Wincheringen)
Weingut Matthias Dostert (Nittel)

右は会場の様子。ニッテル村のワイン祭りもそうで
したが、この試飲会もたいそうな人出でした。





3.フェアアイニグテ・ホスピティエン醸造所新酒試飲会
  Vereinigte Hospitien Tag der offenen Weinkeller (Trier, 10. Mai 2003)


ローマ時代からワイン造りの伝統を持つ古都トリアーの、モーゼル川沿いにある元修道院の
敷地にナポレオンが設立した慈善施設が所有する醸造所。毎年5月のこの時期、週末に試飲
会を開催します。新酒である2002年産を中心に42種類、そのほか有料ですが、中世初期の礼
拝堂が歳月とともに地下に沈み、ドイツ最古のケラーとなった一角で極甘口と古酒の試飲があ
りました。

2002年産の目玉は、Piesporter Goldtroepfchen の一角で、"Schubertslay"と呼ばれる0.5haを
独立して収穫、醸造したリースリング・シュペートレーゼです。樹齢50-60歳の古木からの収穫
で、香り高く、キイチゴのエッセンス的な甘み、クリーミーな舌触り。

1999年産からケラーマイスターが30代の若手に代わり、伝統的なフーダー樽とステンレスタン
クの併用から小容量のステンレスタンク発酵100%に切り替えました。経営責任者も30代と若
く、向上に意欲的です。小区画を独立して醸造・リリースすることは、AP Nr.やFass Nr., あるい
はゴールドカプセルといった形で従来から行われてきましたが、ラベル上にその区画名を記載
することは、1971年以来ドイツワイン法で禁止されています。しかし昨今はVan Volxem醸造所,
Markus Molitor醸造所などで、1971年以前から用いられていた、単一畑のなかの特別な一角
の呼称の復活を検討するところが現れており、ホスピティエン醸造所のシューベルツライもそう
した傾向のひとつです。

一通り試飲を終えて、ドイツ最古のワインケラーの有料試飲は、以下の通り。

Serie I
1975 Zeltinger Sonnenuhr Riesling Auslese
1976 Serriger Vogelsang Riesling Auslese
1971 Wiltinger braune Kupp Riesling 
Beerenauslese

Serie II
1989 Piesporter Goldtroepfchen Riesling 
Beerenauslese
1993 Graacher Domprobst Riesling 
Beerenauslese
1994 Scharzhofberger Riesling Eiswein

Serie III
1989 Serriger Schloss Saarfelser Schlossberg Riesling Eiswein
1995 Wiltinger Hoelle Riesling Eiswein
1998 Wiltinger Hoelle Riesling Eiswein

いずれも見事な銘酒でしたが、圧巻は1976 Serriger Vogelsang Riesling Ausleseでした。
オレンジがかった色、しめって冷たく深く甘い香り、たっぷりとして奥深い、ひろがりのある濃厚
な甘みに、はちみつ、オレンジのヒント、アフタは延々と甘く続きます。完成の域に達しつつある
アウスレーゼ。

1971 Wiltinger braune Kupp Riesling Beerenausleseもまた、暗いオレンジ色、熟成を経て黒土
になりかけた、しめった枯葉を思わせる香り。しめった葉巻、枯れかかった甘みにミネラルの
苦味が折り重なって複雑な風味。晩秋の夕暮れ、物思いにふけりながら森の中を散歩してい
るときの感慨に似ているような気がしました。

いずれのセットも3種類で7.50Euro(約1000円)。さすがは慈善施設というべきでしょうか。
素晴らしい経験でした。




4.VDP Pfalz 新酒試飲会 in バート・デュルクハイム(Pfalz)
   VDP Pfalz Weinkost in Bad Duerkheim (18. Mai 2003)


ファルツのトップクラスの造り手が一同に会する試飲会。近年辛口ワインの消費が伸びている
なかで、気候の温暖なファルツでは、リースリングはもとより、シャルドネを含めたブルグンダー
系品種から、なかには南仏で多いシラーまで栽培している醸造所もあります。そうしたフランス
系品種にバリックを巧みに利用して仕立てたワインが、この地区の気鋭の醸造所の看板ワイ
ンであるといえます。

僕が住んでいるモーゼル河沿いの町トリアーから、電車を二回乗り
継いでおよそ三時間半。ちょっとした遠征でしたが、もしかすると今
年がこの試飲会を訪れる最後の機会になるかもしれないので、思い
切って出かけてきました。

会場は温泉の出る町バート・デュルクハイムのクアハウス。ドイツで
は温泉といえばカジノと相場が決まっていて、お金持ちの遊ぶ場所
となっていますが、貧乏学生である僕には縁のない世界。時にはダ
ンスパーティでも開かれていそうなクアハウスの天井の高い催事場
で、試飲に集中しました。印象に残ったワインを以下にご紹介しま
す。


Weingut Knipser (Laumersheim)
フルーツ感のはっきりした、濃いめの、バリックの使い方の上手な造り手。
2002 Cuvee Rose QbA trocken 83 赤ワイン用品種を圧搾する際のフリーランジュースを用いた、キイチゴの香り。魅力的なロゼ。
1999 Chardonnay Auslese*** 86 バリック発酵のバター&バニラくさい、ドイツらしくない濃厚かつ複雑な辛口白。
2000 Grosskarbacher Burgweg, St. Laurent Barrique 85 力強く濃厚な、ラズベリージャムをかみしめているようなしっかりした果実味に、バリックのバニラ。
2000 Grosskarbacher Burgweg, Spaetburgunder*** Barriqe 85 張り詰めた凝縮感のあるフルーツに、バリックがきっちりとかみ合わさっている。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆☆ 個人的印象:☆☆☆☆

Weingut Pfeffingen (Bad Duerkheim) http://www.pfeffingen.de
リースリングとショイレーベはフルーツ感がしっかりしていて美味しい。
2002 Ungesteiner Herrenberg,
Scheurebe Beerenauslese
85 女性的なやわらかいフルーツ、甘い白桃のエッセンス。香り高く魅力的。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆  個人的印象:☆☆☆

Weingut Dr. Buerklin-Wolf (Wachenheim) http://www.buerklin-wolf.de
ブルゴーニュの一級、特級にならった畑の格付けをいちはやく独自に導入した造り手だが、格付けがワインの味に
現れているかどうか、そして価格が味に見合ったものであるかどうか、議論の分かれる造り手。今回試飲した印象
では、ワインの味は上々。
2002 Wachenheimer Goldbaechel
Edition P.C.
83 完熟したグレープフルーツ、アロマティックなアフタ。
2002 Wachenheimer Geruempel Editon P.C. 84 たっぷりしたフルーツ感、オレンジのヒント。
2002 Wachenheimer Rechbaechel Edition P.C. 84 オレンジのアロマ、複雑でこなれた感じ。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆  個人的印象:☆☆☆

Weingut Georg Mosbacher (Forst) http://www.georg-mosbacher.de
栽培面積の9割がリースリングを占める造り手。素晴らしく飲みごたえのある、土壌の味がはっきりとワインに現れ
ている、いいワイン。
2002 Deidesheimer Herrgottsacker,
Riesling Kabinett trocken
84 白桃のアロマの広がる濃いめのリースリング。品質的にはシュペートレーゼ以上。素晴らしい。
2002 Forser Musenhang, Riesling Kabinett trocken 84 これまた濃いめでしっかり。塩気とうまみ、土壌のミネラルの風味がはっきり。
2002 Deidesheimer Maeushoehle, Riesling Kabinett trocken 84 これはカビネットらしくエレガントで直線的、キレのよい酸味。
2002 Forster Stift, Riesling Spaetlese trocken 84 フルーツたっぷり、アフタにもアロマが口蓋にひろがる。
2002 Forster Pechstein, Riesling Spaetlese trocken 84 酸とミネラルがコンパクトにまとまった、濃いめのリースリング。
2002 Deidesheimer Leinhoehle, Riesling Spaetlese trocken 85 スケールの大きな複雑な味。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆☆−☆☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆☆

Weingut A. Christmann (Gimmeldingen)
今回の試飲は瓶詰め前のファスプローベで、ワインとして楽しむにはまだ若すぎました。あるいは2002年が難しい
年であったのか、ちょっとわかりません。しかし、2001のバリック仕立てのシュペートブルグンダーは、見事なもので
した。写真はオーナーのシュテフェン・クリストマン氏。まだ閉じているワインを開かせるため、ボトルからボトルへデ
カンタージュしてます。
2001 Mussbacher Eselshaut
Spaetburgunder (Fassprobe)
86 クリーム、ヴァニラ、深くやわらかく
繊細なフルーツ香、完熟した赤い
ベリーのフルーツにタンニンとバニ
ラが調和。素晴らしく魅力的。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆☆−☆☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆

Weingut Oekonomierat Rebholz (Siebeldingen) http://www.oekonomierat-rebholz.de
コブレンツの試飲会で2001年産のインパクトが強かったのですが、今回の2002年産はまだ若すぎるためか、ミネラ
ルの充実感、白桃の香りが魅力的なものの、どれもやや端麗で、もうひとつ物足りなかったです。本領発揮は数ヶ
月先なのでしょう。写真はオーナーのハンスヨルグ・レープホルツさん。(シャツはモアレになってますが、本当は縦
縞です。)
2002 Oekonomierat Rebholz, Silvaner
Kabinett trocken
83 中身の詰まった辛口だが、端麗。目
の細かいミネラルが舌の上に残る。
2002 "Vom Rotliegenden", Riesling Kabinett trocken 83 白桃の香り、軽めの酸とミネラル。
2002 "Vom Bundsandstein", Riesling Spaetlese trocken 84 白桃の香り、ミネラルとフルーツの一
体感、ミネラルの刺激が舌に残る。
2002 Oekonomierat Rebholz, Grauer Burgudner Kabinett trocken 82 なんだか普通のグラウブルグンダ
ー。あまり冴えない。
2002 Oekonomierat Rebholz, Weisser Burgunder Spaetlese trocken 83 ミネラルと塩気、うまみのある辛口
で、なんだか日本酒みたい。
2001 "R" Hansjoerg Rebholz, Chardonnay Spaetlese trocken 85 バニラ、オレンジ、はちみつ。香り豊
かだが、柑橘系の酸のクールなキレ
はやはり北国のもの。フルーツ感たっ
ぷり、やわらかな口当たり、アフタに
バニラ。北国の上出来なシャルドネ。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆☆☆ アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆





5.モーゼル・ザール・ルーヴァー大試飲会 in トリアー
  Wein & Gourmet Festival Grosse Weinpraesentation in Trier (24-25. Mai 2003)


毎年恒例となった春の『ワインとグルメの祭典』
の、トリを飾るモーゼル大試飲会。今年は会場を
昨年までの州立博物館からローマ時代の遺跡が
そのまま博物館になっている、テルメンムゼウム
に移して開催されました。入場料16ユーロのとこ
ろ、学割だと10ユーロになるというシステムが功
を奏したのと、ワインに対する関心の高まりを反
映してか、今年はとくに若い世代の参加が目立
ちました。

ルクセンブルクからモーゼル下流に至る75の醸造所と醸造所団体が参加、試飲に供された
ワインは主催者の発表で444種類。土日の開催ですが、すべて試飲することは体力的に無理
です。そこでゴー・ミヨやアイヒェルマンなどのワインガイドの評価などを参考に、醸造所の目星
をつけて試飲することになります。そうして試飲したうち、印象に残ったものを以下に挙げま
す。

Weingut Josef Rosch (Leiwen)
濃い目でしっかりして、酸のキレのいい、シーファーの風味がやや強い、飲み応えのあるモーゼルらしいリースリン
グ。2002 Leiwener Klostergarten Riesling Eiswein は見事な凝縮感。文句なしにこの試飲会のトップ醸造所。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆☆

Wingut Schmitges (Erden) http://www.schmitges-weine.de
個人的に今年注目している醸造所。それほど濃厚な印象ではないのですが、ピュアなフルーツ感とほどよいミネラ
ルの調和が綺麗。これから評価が高まっていきそうな気がします。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆  アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆☆

Weingut Scholisch (Leiwen) weingutscholisch@compuserve.de
まったく無名の醸造所だけど、ここまで濃いめでしっかりしたワインを造っているのは驚き。グランス・ファシアンをは
じめ、ライヴェン村の気鋭の醸造所が加盟している団体Leiwener Jungwinzerのメンバー。ゴー・ミヨでもアイヒェル
マンでもノーマーク。僕のEntdeckung des Jahresになりそう。また、アイスワイン500mlで16Euroは間違いなくお買
い得品。
ゴー・ミヨの醸造所評価:−  アイヒェルマン:−  個人的印象:☆☆☆

Weingut Max Ferd. Richter (Muelheim) http://www.maxferdrichter.com
2002の甘口は、まだ飲むには早すぎるのかいまひとつ冴えなかった一方、2001年の辛口は、香りも開いてボディ
もしっかりして、素晴らしい仕上がり。
2001 Graacher Himmelreich Riesling Spaetlese trocken: 香草と蜂蜜の香りが美しく広がり、口当たりも優しい。
2001 Brauneberger Juffer-Sonnenuhr Riesling Auslese trocken: どっしりと重いボディ、威厳に満ちたリースリン
グ辛口。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆☆  アイヒェルマン:☆☆  個人的印象:☆☆☆

Weingut Richard Richter (Winningen) http://www.weingut-richter.net
2001 Riesling "Felsenterassen"はヴィニゲンのワインらしく酸が穏やかでクリーミーなフルーツ感、2002
Weinninger Uhlen Riesling Spaetleseはこの畑らしい香り、同BruechstueckのKabinettはミネラルの苦味にオレン
ジのフルーツ。この村の畑の良さが出たワインですが、R&B KnebelやHeymann-Loewensteinに比べると、何歩か
ひけをとっています。今後に期待。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆  アイヒェルマン:☆☆  個人的印象:☆☆

Weingut Reh (Schleich)
フルーツ感たっぷりの、大変親しみの持てる、素直に美味しいワイン。今回の再発見醸造所でした。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆  アイヒェルマン:☆☆☆☆  個人的印象:☆☆

Weingut Bauer (Muelheim) http://www.weingut-bauer.de
凛として気品のある繊細なリースリング。目立たないながら、いいワインです。
ゴー・ミヨの醸造所評価:-  アイヒェルマン:☆☆  個人的印象:☆☆

Weingut Franz Friedrich-Kern (Wehlen) http://www.friedrich-kern.de
意欲的な醸造所。ブルグンダー系の赤と白のバリック仕立はフルーツもそれなりに濃く、複雑だが、2001年産はバ
リックがやや強すぎるような気がする。熟成によって調和が生まれるのだろう。Wehlener Sonnenuhrのリースリン
グ甘口はやわらかいフルーツ感で魅力的。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆  アイヒェルマン:☆☆  個人的印象:☆☆

Weingut Rebenhof (Uerzig) http://www.rebenhof.de
わりと濃いめで、酸味がしっかりした、ある意味典型的なモーゼル中流のワイン。J.J.Christoffelのスタイルにどこ
かしら似ている。特に2002 Uerziger Wuerzgarten "Alte Regen", Risling Spaetelese; 2002 Uerziger
Wuerzgarten, Riesling Ausleseは濃厚で飲み応えあり。
ゴー・ミヨの醸造所評価:−(Empfehlenswert) アイヒェルマン:☆☆☆  個人的印象:☆☆

Weingut Paul Knod (Burg) http://www.weingut-knod.de
オーナーのライナー・クノード氏は、少し日本語が出来ます。何度か来日したこともある親日家で、そういう話を聞き
ながら試飲すると、ワインの印象もなんとなく良くなってしまいます。
2002 Rivanaer QbA trockenは、軽くさっぱりしたワインが多いリヴァーナーの中では、例外的にしっかり・たっぷり
した辛口。樹齢35年の葡萄からの収穫がその理由とのこと。そのほかリースリングも、やや軽めながら綺麗な酸味
とフルーティなアロマに好感が持てました
ゴー・ミヨの醸造所評価:−(Empfehlenswert) アイヒェルマン:-  個人的印象:☆

Weingut Leo Fuchs (Pommern) http://www.leo-fuchs.de
2002年産は、酸のしっかりしたクリーンな果実味が印象的。とくにシャルドネはコンパクトに中身の詰まった、魅力
的な果実味でした。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆☆  アイヒェルマン:☆☆  個人的印象:☆

Weingut F.-J. Regnery (Kluesserath)
2001 Spaetburgunder Barriqueは、モーゼルらしからぬ上々のシュペートブルグンダー。
ゴー・ミヨの醸造所評価:☆  アイヒェルマン:☆☆☆  個人的印象:☆

Weinhaus Becker (Trier, Olewig) http://www.weinhaus-becker.de
バリックをたっぷりきかせたRiesling, Weissburgunder, Grauburgunder & Chardonnayのキュベをリリース。フルーツ
は死んでいないものの、特にリースリングでは品種独特の香りが感じられない。この醸造所の経営しているレスト
ランの、フレンチ系の料理にあわせるにはいいかもしれない。しかしそれでも、トリアー近郊でこうした、ちょっとエキ
セントリックなワインが造られていることが、ある意味新鮮でした。
ゴー・ミヨの醸造所評価:-  アイヒェルマン:−  個人的印象:☆

Weingut Edmund Reverschon (Konz-Filzen) http://www.weingut-reverchon.de
この試飲会に参加した中堅の醸造所の中では、とりわけたっぷりとしたフルーツ感に好感が持てました。
ゴー・ミヨの醸造所評価:-(Empfehlenswert)  アイヒェルマン:☆  個人的印象:☆



 



トップへ
戻る